藍 甕

  くくられた糸を地中にいけられた藍瓶に浸して何度もその都度地面にたたきます。
  たたくことで糸をふくらませ、空気に触れさせ藍の酸化を促します。
  これを30回以上繰り返すことにより、深い藍色に染め上ります。

高知県宿毛市界隈で、タデ科の植物の葉に水を打ち、アルカリ性の強い木灰汁で藍を
建て、 百日程かけて自然発酵させる生き物なのです。かくはん作業を繰り返し藍との
コミュニケーションをとりながら熟成を待ちます。
醗酵させてできた「すくも」が藍染めの原料です。
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