*** 平城京 遷都1300年祭***

平城遷都 1300年祭   2010年、平城京が誕生してから1300年です。
わが国で初めての本格的な都がつくられたということでもあり、 また、日本の歴史上他に類を
みないほどの国際交流都市として、 大陸の文化と日本の文化を融合させ、 天平文化を開花させ国づくり、
文化づくりの中核であった 奈良・平城京の地に歴史・文化資産をこの機会に 「平城遷都1300年祭」が
国民的事業として開催されました。 広大な敷地に聳え立つ城跡は、はるか遠方まだまだ発掘の段階です。

*** 唐招提寺 ***

唐招提寺は開基(創立者)は鑑真である。
井上靖の小説『天平の甍』で広く知られるようになりましたね。中国・唐出身の僧鑑真が晩年を過ごした寺であり、
奈良時代建立の金堂、講堂を初め、多くの文化財を有しています。
また、 唐招提寺は1998年に古都奈良の文化財の一部として、ユネスコより世界遺産に登録されましたね。
萩の花が咲き乱れる境内を散策しました。御影堂を過ぎて築地塀づたいの門をくぐると
うっそうとした杉木立の下は真っ青な苔に一面覆われ神秘な世界へ吸い込まれそうな参道を
進むと六角形をした鑑真和上廟です。心引き締まるところです。

*** 薬師寺 ***

天武天皇のより発願(680)、持統天皇によって本尊開眼され(697)、更に文武天皇の御代に至り、
飛鳥の地において堂宇の完成を見ました。その後、平城遷都(710)に伴い現在地に移されたそうです。(718)
「金堂」は昭和51年再建されました。正面の長さは26.6m、奥行の長さは15.5m、
高さは20.4mという20世紀最大の建造物です。
東塔は唯一創建当時より現存している建物で、1300年の悠久の時を重ねてきた歴史をその姿から感じられます。
遷都1300年祭を記念してご開帳されており、2011年から15年の歳月をかけて改修されるそうです。

*** 法隆寺 ***

世界最古の木造建築が建ち並ぶ、我が国屈指の名刹です。
世界文化遺産の法隆寺は聖徳太子建立の寺院。貴重な仏教文化の宝庫である法隆寺では、
通常拝観できない秘宝の数々の一部が、展示替えを行いつつ、春と秋に期間限定で西院伽藍の東側にある大宝蔵殿で
特別展示されているということや、他にもわずかな時間しか開扉されない夢殿北側の伝法堂(国宝)が特別開帳され
内陣の3組の阿弥陀三尊像(重文)をはじめとした多数の仏像が特別に参拝でき、伝法堂は聖武天皇の夫人、
橘古那可智(たちばなのこなかち)の住居跡を仏堂とした貴重な建造物なども見られ、 ちょうど訪れた日にも
 金堂や五重塔などがある西院伽藍を奥に入った場所に建つ上御堂(かみのみどう、重文)が特別に開扉され、
本尊の釈迦三尊像(国宝)などが特別開帳され 拝見することができました。

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