『 京築神楽 』
福岡県東部の京築地域は
古くから神楽、修験道、八幡文化、
祇園祭などが繰り広げられてきました。
小さな集落に様々な文化が培われ、
伝統文化を育んできました。
その1つが神楽です。
京築神楽
「神楽」の起源は 天鈿女命(あまのうずめのみこと)の舞とされています。
「古事記」に伝えられている「天の岩戸開き」の神話ですね。
天鈿女命は、天の岩戸に隠れてしまわれた天照大神
(あまてらすおおみかみ)に何とか出ていただこうと、
おもしろい舞を舞って、ついに天照大神を岩戸から
招き出したというお話です。
今年は神々が織り成す日本の始まりの物語 「古事記」 が
編纂されて 1300年の節目の年にあたるそうです。
五穀豊穣 氏子繁栄 村人の安全 平和を祈り
感謝を表した神々の舞です。
神楽は五穀豊穣や無病息災を祈願して、神殿で神官が奉納
していましたが、明治以降は村里に降りてきて
人々の暮らしの中に受け継がれてきました。